家庭内LAN ファイルシステム構造、ディスク増設
ホームネットワークに興味を持っており、それについての調査、学習、実際の
システム構築例です。どんどん変わっていきます。
従って、全ての内容を動作確認したものではありませんので、悪しからず。
Windowsのファイルシステム構造、ディスク増設、入れ替えについて。
●Windowsのファイ管理システム構造
■物理的構造
・FATタイプ
ファイル管理システムの種類。
・FAT16
2の16乗までのクラスタが管理できる。パーティションのサイズは最大2GBまで。
その時のクラスタのサイズは32Kb。
・FAT32
2の32乗までのクラスタが管理できる。Windows95 OSR2 からサポ
ートされたタイプでパーティションのサイズは最大32GBまで。
・物理ドライブ
一つの物理的なハードディスク(の全体の容量)。
・パーティション(=論理ドライブ、=論理ディスク)
物理ドライブを論理的に複数のパーティションとして分割して、それぞれが一つの論理
ドライブとして扱えるもの。Windowsでいえば Cディスク(Cドライブ)とか
Dディスク(Dドライブ)とか呼んでいる。このCとかDを”ドライブレター”という。
・クラスタ
ファイルシステムで実際に扱う単位のブロックサイズ。例えば、4Kbとか2Kb。
物理ドライブーーーーパーティションーーーークラスタ
l lークラスタ
l
l
ーーーパーティションーーーークラスタ
lークラスタ
物理ドライブ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ー
l l
l パーティション0 C: l
l l
l l
lーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーl
l l
l パーティション1 D: l
l l
l l
lーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーl
l l
l パーティション2 E: l
l l
l- - - - - - - - - - - - - - - -l
l l l l l l l l一つ一つがクラスタ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■論理的構造(Windows95/98/Me/NTの場合)
・パーティションの種類
(PCシステム内ではなく、各物理ドライブ単位で。)
・基本MS−DOS領域
一つだけ。
・拡張MS−DOS領域(論理ドライブ領域)
本領域内に論理ドライブを複数作成。
物理ドライブ
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ー
l l
l 基本MS−DOS領域 l
l l
l l
lーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーl
l 拡 l l
l 張 l 論理ドライブ1 l
l M l l
l S l l
l l lーーーーーーーーーーーーーーーーーーl
l D l l
l O l 論理ドライブ2 l
l S l l
l 領 l l
l 域 l l
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
●ハードディスク増設
今回は
内臓ディスクで、IDEインタフェース、プライマリーのスレーブに接続。
1 方針決定
・内臓/外付け
・IFは?
IDE/SCSI
2 部品確認と収集
・内臓
IDEケーブル、電源ケーブル、取り付け金具
*タワー型のPCであれば、中間コネクタのついたIDEケーブルや
電源ケーブルが用意されている。従って、ディスクのみの用意で可。
*ディスクトップ型で、その様な用意がない場合は、別途準備が必要。
中間コネクタ付きIDEケーブル
二股電源コネクタ
*取り付け金具
3、5インチ取り付け金具がすでにある場合はネジのみでOK。
5インチベイ用アダプタ金具もある。
*ディスクを取り付けるネジはどうもインチネジであり、普通のネジで
は駄目。ディスク本体そのもののみを購入する時は注意。
・外付け
ケーブル、ターミネーター
3 増設作業
3、1 ハードウエア類の接続
1 マスター/スレーブ ジャンパーピンの設定
2 ハードディスクの取り付け
3 ケーブルの接続
3、2 BIOS設定
1 セットアップユーティリティの起動
電源投入後のシステム立ち上げ時に、ビープ音がなると、すぐに
CTRL+ALT+ENTER(私のPCの場合)を入力
2 セットアップ画面で修正
Drives: 欄のPrimary Drive 1: の
None を Auto に変更。
* 0 がマスター 1 がスレーブ
3 変更を実行する為に、セットアップユーティリティを終了して、シ
ステムを再起動
ALT+B を入力。
3、3 パーティション設定
1 WindowsのMS/DOSプロンプトへ。
2 FDISKと入力
3 ”大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)...”
と聞いてくるので 2GB以上のパーティションを作成する場合は
Yを入力。
*FDISKコマンドメニューで
* 5 現在のハードディスクドライブを変更
*が、表示されず、4迄のメニューしかない時は、システムが
*生のディスクを認識できていない。接続やBIOS設定を
*確認の事。
4 ”5.現在のハードディスクを変更”を選択して 2に変更
5 基本MS−DOS領域を作成
*2台目の増設ハードディスクの場合は、基本MS−DOS領域を作成
*しなくても良い。
*作成すると、D:等のドライブレターは基本MS−DOS領域が拡張
*MS−DOS領域より優先されるので、既に存在するドライブレターが
*変わる場合がある。
@ ”1.MS−DOS領域または論理MS−DOSドライブを作成”
を選択。
A ”1.基本 MS−DOS領域を作成”
を選択。
B サイズを指定。
C ESC を入力
6 論理ドライブを作成する為の拡張MS−DOS領域を作成
@ ”1.MS−DOS領域または論理MS−DOSドライブを作成”
を選択。
A ”2.拡張 MS−DOS領域を作成”
を選択。
B サイズを指定。
C ESC を入力
7 拡張MS−DOS領域内に論理MS−DOSドライブを作成。
@ ”1.MS−DOS領域または論理MS−DOSドライブを作成”
を選択。
A ”2.拡張 MS−DOS領域内に論理MS−DOSドライブを作成”
を選択。
B サイズを指定。
C 残り容量が無くなるまで、サイズを指定して作成。
D 残り容量が無くなったら”ESC”キーを押す。
8 システムを再起動
3,4 フォーマット
1 Windowsを立ちあげると、マイコンピュータに、
上記で設定した論理ディスクが見える
2 そのディスクのプロパティの中にあるフォーマットで
フォーマッティングする。
*DOSのformatコマンドでも可能。
●ハードシステムディスク入れ替え
1 ドライブをコピー
2 パーティションを拡張
3 マスターへ
●IDEインターフェース
1 構造
以下のように、合計4台のIDEインタフェース機器が接続可能。
l−プライマリー −−−−マスター −−○#1
l l
l −−スレーブ −−○#2
l−セカンダリー −−−−マスター −−○#3
l
−−スレーブ −−○#4
・プライマリーとセカンダリーはケーブルが別。
・マスターとスレーブは同じケーブルで、芋づる接続。
・一般には、#1にハードディスク、#3にCD−ROMが接続されている。
2 ケーブル
一般には以下。
−−−−−−−−ll−−−−−−−ll
−−−−−−−−ll−−−−−−−ll
CPUバス側−−−−−−−−ll−−−−−−−ll
−−−−−−−−ll−−−−−−−ll
スレーブ マスター
コネクタ コネクタ
3 機器側ジャンパーピン
・マスター マスター
・スレーブ スレーブ
・ケーブルセレクト 機器のケーブル接続場所でマスター/スレーブが決まる。
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